高還元SESより一般的なSESのほうがいいのはどんな人?向いているケース5つ

高還元SESは「単価の多くを給与として受け取れる」仕組みですが、誰にとっても一般的なSESより得になるわけではありません。高還元SESは、会社の取り分を減らす代わりに、教育や手当、安定した昇給といった「会社が用意してくれるもの」が少なめになりがちだからです。

ここでは、一般的なSES企業のほうが向いているケースを5つ紹介します。

1. 未経験・経験1〜2年目の人

高還元SESの多くは、すぐに現場で活躍できる経験者を前提にしています。単価に連動して給与が決まるため、経験が浅く単価が低いうちは、還元率が高くても給与はそれほど上がりません。

たとえば単価40万円で還元率80%(社保込み)なら、月給はおよそ27万円です。一般的なSESでも、研修つきで月給25〜28万円程度を出す会社は珍しくありません。未経験のうちは、研修や先輩のサポートが手厚い会社で経験を積み、単価が上がってから高還元SESに移るのが、結果的に近道になることがあります。

2. 単価が下がっても給与を下げたくない人

単価連動の給与は、単価が下がれば給与も下がる仕組みです。案件が変わって単価が下がったり、稼働時間が精算幅を下回ったりすると、翌月の給与が減ることもあります。

一般的なSESの多くは固定給で、案件の単価が変わっても給与は変わりません。収入の波をできるだけ小さくしたい人には、固定給のほうが安心です。

3. 賞与・退職金・手当などの福利厚生を重視する人

会社の取り分が少ない高還元SESでは、住宅手当・家族手当・退職金・社員旅行などが少ないことがあります。還元率を高く見せるために、それらを還元率の中に含めている会社もあります。

一般的なSES、特に規模の大きな会社では、これらの制度が整っていることが多く、**月給だけでは見えない「会社からもらえるもの」**を含めると、差が縮まることもあります。

4. 待機が心配な人

案件の切れ目にある「待機期間」の扱いは会社によって違います。高還元SESのなかには、待機中は基本給のみ、または一定額までしか保障しない会社もあります。

案件が多い大手のSESは待機が起きにくく、待機中も給与を全額出す会社が一般的です。高還元SESを選ぶ場合は、待機中の給与保障があるかを必ず確認しましょう(当サイトの企業一覧で、待機保障がある会社に絞り込めます)。

5. 管理職や社内SEなど、長期的なキャリアを会社の中で築きたい人

高還元SESは、エンジニア一人ひとりが現場で働くことを前提に、会社の組織や管理職のポストを小さくしている会社が多くあります。

チームリーダーや管理職、社内の開発部門への異動など、会社の中でキャリアを積んでいきたい人には、組織の大きい一般的なSESや、受託開発もしている会社のほうが選択肢が広がります。

迷ったときの考え方

こんな人は向いているのは
経験3年以上で、単価60万円以上の案件に入れる高還元SES
単価を知り、市場価値に見合った給与がほしい高還元SES
未経験・経験が浅く、研修やサポートがほしい一般的なSES
給与の波を小さくしたい、手当や退職金も重視一般的なSES
会社の中で管理職などのキャリアを築きたい一般的なSES

どちらを選ぶ場合も、給与の決まり方(固定給か単価連動か)、還元率の数え方、待機中の給与の3つを確認しておくと、入社後のギャップを防げます。

高還元SESと一般的なSESの違いは高還元SESとは?、フリーランスとの比較は高還元SESとフリーランス、どっちがお得?で詳しく解説しています。

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